日曜感想。
一言で表すなら、扉の外第二部、って感じ。扉の外には階段があったってな具合か。公式のあらすじは騙す気満々だよな。
あいかわらずの作風。端々から性的なニオイがするが、決して直接描写することなく読者の想像力をかきたてる。今回はとりわけバベルに関して顕著。ビキニアーマーしか脳内に浮かばなかったせいか、口絵のオリビアと本文中でのオリビアが全く結びつかず後半に入ってようやく「オリビアって口絵のオリビアか!」と気づく有様。堕ちたプリズナーの行く末は二次元ドリーム文庫でお願いします。
「パルス」という能力が本当に必要なのか疑問。それにまつわる組織の存在もこんなことして何のメリットがあるのかということを考えると腑に落ちない部分がある。扉の外と繋がりを持たせたくて無理矢理作った設定のように思える。
っていうかパルスって消閑の挑戦者の超飛躍だよな。